1990/05/01 発売 EPIC / SONY RECORDS
ESVE 1219(VHS)/ ESUE 4203(Beta)/ ESLE 1203(LD)
ESBB 2061(DVD, 2001/06/20)

岡村靖幸 : Movie 「Peach - どんなことをしてほしいのぼくに」

作品基本データ


■ 紹介文より

"心の中はいつもからっぽだった。"

大学へ行くわけでもなく、真面目に働くわけでもない。親の仕送りを受けながら都内のマンションに一人暮らしをする靖幸は、アマチュアのミュージシャン。大した野心もなく、キンタとエリコという二人の友人と毎日街を遊び歩くが、本当に欲しいものはみつからなかった。

自分の存在の暖昧さに苛立ちながらも、甘えでやり過ごしているところへ親からの断絶。やがて秘かに想っていたエリコに婚約者が現れて、突然の離別を告げられる。

「みんな人は淋しいんだって言うけど、絶対に違う」・・・靖幸の孤独感に答えは得られるのか。

岡村靖幸の初主演映画。監督を eZ の坂西伊作が手掛け、リアリティ溢れる台詞と映像で都会の若者の孤独を描く。

■ キャスト

  • 岡村靖幸(靖幸)
  • 金山一彦(キンタ)
  • 藤井かほり(エリコ)
  • 戸川純 / 柄沢次郎 / 石田太郎 / 小林千尋 / 花岡由希 / 鈴木明代

■ 製作スタッフ

  • 監督 : 坂西伊作
  • 脚本 : 松本きょうじ
  • 撮影 : 夏野大介
  • 音楽 : 岡村靖幸
  • 美術 : 黛純一
  • 編集 : 坂西伊作
  • 照明 : 藤枝義雄
  • プロデューサー : 西本龍治 ・ 清水一光

特記事項


■ 製作・公開日程

  • 1989/09/28 クランクイン
  • 1989/11/19 クランクアップ(ラストは本牧ロケ)
  • 1989/12/23-29 東京先行ロードショー(渋谷PARCO SPACE PART3)
  • 1989/12/23-24 クリスマス・プレミア・レイトショー(渋谷PARCO劇場 / 本人舞台挨拶)
  • 1990/03/20 全国公開開始 ※ 全国約4万人を動員

配給 : アップリンク

■ 短評

EPIC / SONY の音楽番組 「eZ」 から派生した映画企画による作品です。

岡村靖幸の音楽作品やインタビュー等に垣間見える “青春時代のイメージ” をそのままストーリーの土台に据えたような映画で、ある意味 “半自伝的”(?)ともとれる内容になっています。と言うと、Prince の 「Purple Rain」 を連想する方も多いと思いますが、あそこまで作り込まれたストーリー展開や舞台設定等があるわけではなく、淡々と物語が進みます。

管理人個人の感想を一言で表すならば “岡村靖幸 青春イメージビデオ”。良くも悪くも “熱烈なファンのための作品” だと思います。

関連リンク


金山一彦 公式ブログ : キンタの小冒険

藤井かほり 公式ブログ : かほり日和