DATE Vol.2(1987 september)

コンテンツ


  1. Dog Days(プロモーション・ビデオ撮影レポート)
  2. 87' Summer “DATE”(ファンクラブ会員によるフェスのレポート)
  3. STAFFとDATE(岡村STAFFと直接電話でお話できる新企画の告知)
  4. Infomation
  5. 編集後記

ピックアップ


■ 87' Summer “DATE” より

広島ピースコンサート(1987/08/06, 広島サンプラザ)

5日の7時間にも及ぶイベントの興奮を引きずったまま、東京から出向いた私達2人は、再び広島サンプラザホールに向かったのです。(この日は1万人近くの観客が入ってました。)

岡村くんはいったいいつステージに出てくるんだろうとドキドキ状態で、前から9列目というラッキーな場所で、目をオサラにして見ていました。バービーボーイズや RED WARRIORS などが終わって、尾崎くんが飛び入りで2曲歌い、そろそろかなあと2人で顔を見合わせた瞬間、暗かったステージが明るくなり、ホーンセクションの軽やかな音が辺りに響き渡り、エメラルドグリーンの上下のジャケットに白いTシャツを着た岡村くんの歌う姿が浮かび上がったのです。私も友達も興奮状態におちいってしまって、「キャー」 と言ったまましばらく言葉が出ませんでした。いつになく彼の表情はとても明るく、実に楽しそうにこのイベントに参加していることがわかったからです。私の友達は、前から岡村くんのステージを見たがっていて、今日、初めて彼に接近遭遇できて感動しとりました。

1曲目は “Out of Blue”。彼はもうとっくに、弾けて踊りだしていた。彼は、4曲という短い間に全てのパワーを出してやろうと企んでいたに決まってる。イベントだからといって手を抜くことなんかなくて、広島のこのイベントに来ている奴を巻き込んでしまおうと考えていたのだろう。実際、観客の人々は初めはビックリしていたものの、彼のペースに巻き込まれ、ほとんどの人がリズムをとって踊っていたのだ。

そして “Maria” で彼の踊りは爆発したのである。曲のアレンジも完璧で、とてもステージ映えする1曲である。彼は、広い舞台を、サービス精神旺盛に動き回り、上着を脱ぎ捨て白いシャツのボタンもはだけてアピールしたのである。この日の岡村くんはセクシーでカッコよかったし、きっと新しいFanの開拓にもなったことでしょう。

「みんなどうもありがとう。次の曲は夏に出た新曲 “Dog Days” 聴いて下さい。」 と言って3曲目は “Dog Days”。バンドとの息がピッタリで、歌っている岡村くんの顔もとても楽しそうだった。そして、いよいよラストナンバー “Young oh! oh!” になってしまったのです。

ところがこの曲で、イベントならではのハプニングが突如起こったのです。あのカリスマと呼ばれてニューヨークから帰って来た男 “尾崎 豊” が登場し、彼と肩を組んで子供のように無邪気に嬉しそうに歌ったのです。しかも岡村くんが踊れば彼も踊るといった風に、仲の良さを見せつけました。観客はノリにのって盛り上がり、異様な興奮状態に包まれたのです。

彼らの様子を、あの日、自分の目で目撃できたことをとてもラッキーに思いました。岡村くんの嬉しそうな顔も久々に見れたし、開場全体が盛り上がってくれたし、久々によい LIVE でした。短い時間だったけど、彼の良いところが濃縮ジュースのようにちりばめられていて、初めて DATE した人も、きっと心のすみに彼の影がひっかかっていると思えるのです。

ファンクラブ会員 : K.H.

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Dog Days(プロモーション・ビデオ撮影レポート)より